資金

最近流行の「ビジネスローン」を
切る!

現在、大手金融機関だけでなく地方銀行や信用金庫などの中小金融機関でも「中小企業向けの無担保事業者ローン(ビジネスローン)」を発売開始しました。今回は、今流行のビジネスローンを社長としてどう扱うか考えていきます。

ビジネスローン出揃う

「中小企業向けの無担保事業者ローン」(通称:ビジネスローン)については、従来、大手銀行が積極的でした。東京三菱銀行や三井住友銀行などの大手銀行が、これまであまり対象としてこなかった中小企業に対して、積極的に無担保融資を実施しました。このことは、主に中小企業を支援してきた信用金庫などの地域密着型の中小金融機関にとっては脅威でした。そこで、地域金融機関側でも「ビジネスロ−ン」を、中小企業の新規開拓用商品として位置づけ、相次いでビジネスローンを発表しました。

特に、金融庁から業務改善命令を出されている金融機関などは、ベンチャー・中小企業に多くの融資実績を残さなければならず積極的です。

金融機関も当然、売上up、すなわち貸出利息upに必死なのです。

ビジネスローンとは何か

各銀行でビジネスローンの簡単な商品内容としては、無担保・無保証人、借入金額1000万(大手行はもっと高い)くらいまでで、金利は一般的な銀行の通常融資より高いという特徴があります。特徴をあげれば

  • ビジネスローンの一般的な特徴
  • 審査が1〜3日でスピーディー
  • 無担保、無保証人
    (最近は、保証会社の保証付が増えてきた)
  • 決算書は2期分提出
  • 直近決算時債務超過でないことが多い
  • 取引状況に応じて金利優遇有り
  • 借入期間は短期(1年以内)が多い
  • 金利が高い
  • 銀行により納税証明書がいる

社長として利用すべきか

ビジネスローンは通常の金利より高い代わりに審査は多少やさしくなります。つまり、通常の利率で、なかなか借りられない会社が利用することが多いのです。そのせいか、ビジネスローンは、資金繰りが相当きつい会社が借りているようなイメージがあります。ですから、ビジネスローンを使うのは限定的に考えたいものです。

どうしても、資金繰りがきつい場合は、ビジネスローンを一時的な短期資金として考え借ります。ビジネスローンはあくまでも、メインの借入とはなりません。

銀行へのおつきあい気分であるなら、まだビジネスローンは問題となりません。

会社によっては、もう通常利率での借入が難しくなったが、どうしても資金が必要な場合は、複数行に渡りビジネスローンを利用すると言う裏技も考えられます。

そもそも、ビジネスロ−ンは、各金融機関の方針により金利・限度額・期間…が様々なのです。今までの金融商品とは違い、どこの金融機関も、ほぼ同じと思いこまないでください。また、利用するのであれば、利用できる期間(借入期間)と借入額、保証会社の利用の有無に注意することです。

りそな銀行では、保証会社がつきます。本当は、保証付きでは、りそなで借りる意味はあまりありません。

金融機関によっては、返済期間1年内とするところもあり、この場合は借りた月が資金繰りは楽となりますが、翌月から資金繰りが厳しくなります。日本の多くの社長は借り癖がついています。この借り癖に気づいて下さい。

代表的なビジネスローン

銀行名 融資商品名 内容
三井住友銀行 ビジネスセレクトローン 年商10億円以下の中小企業を対象に無担保、第三者の保証なしで「最大5,000万円」を最長5年間融資する。
東京三菱銀行 融活力 最大3,000万円の融資、年2%からの低金利、無担保・第三者保証不要、ゆとりの最長3年の返済。
みずほ銀行 アドバンス・パートナー 最長3年、最大5,000万円まで、無担保・第三者連帯保証人不要で融資が可能。なお、運転資金・決済資金・納税資金が借入資金の対象で、設備資金は対象外。
UFJ銀行 ビジネスローン 最大5年、最大1億円まで、無担保・第三者連帯保証人不要で融資が可能。
スルガ銀行 イービジネスダイレクトなど 地方銀行にもかかわらず、インターネットで申込み可能な全国の事業者を対象とする商品も取り揃えている。
東京都民銀行 スモールビジネスローンなど 中小企業の急な資金ニーズに翌日回答! 「決算書1期分」、「無担保」で50万円以上。
1000万円以内の融資。返済方法の違いで4種類のローンがある。
多摩中央信用金庫 たましん企業再生支援融資など 最大7年(据置期間1年以内)、500万円までの運転資金。担保不要、第三者保証人不要で融資が可能。